西陣織の道具こだわりについて
多少織物を織る上でいくつかこだわってるものがあります。
それはハサミとヘラと服装です。
職人さんそれぞれこれがいい、あれがいいとあると思いますが私は少ない方ですがハサミとヘラと服装にはこだわっています。
まずハサミのこだわりは二つあり。
1.切れすぎない
2.反りハサミ
この2点です✂️
ハサミは仕事する上でかなりつかいますが間違えら織物に傷をつけてしまいます。
まず1の切れすぎないというのは
間違えてスパッといってしまうのが嫌だから切れすぎるハサミは使いません。
どちらかというと使い古された中古が一番いいです。
次は2の反りハサミです😊
皆さん反りハサミ知っていますか⁉️
正式名称はわからないですが単純に反っているハサミです👍
これは反っている分織物本体を切る確率を下げれます。
普段縫取り終わりに切ったり、
織り終わった時に汚い箔のきれっぱしとか切れている糸の掃除をしたりするときにかなり反りハサミが有効になります。
つぎはヘラです。
ヘラとは箔を引くときに使います。
薄さ、長さ、質感
全部気になります。
なのでもし今使ってるやつが壊れたら
新しく買ってきたやつを自分で改造します。
ヤスリで削ったりして厚みなどの調整をしていきますが、
私の使ってるヘラはうちでは使いにくいと言われています笑笑
薄いのが好きですが薄すぎるとヘラを通したときに糸のをすくいやすいと言われます。
糸の間に突っ込むのでやすりで磨いたりして少しでもささくれがあれば切れてしまうなので磨きに磨きを重ねます。
3つめの服装ですが
私はとりあえず動きやすい服装が良く、ジャージ、スウェットがほとんどです😅
どこか行くときはわざわざ着替えます。
ただでさえ背中と肩こりが異常になる仕事で服で動きにくいと毎日続きません⤵️⤵️
さらにジーパンやチノパンだと硬いので座って織る時に織物に擦れて痛めてしまうこともあったり、
ベルトも当たっており物を傷つけてしまうかもしれません💦
だからジャージやスウェットが一番なのです!
まとめ。
うちは4人職人がいますがみんなそれぞれこだわりがあり、道具は共有あまりしません。
特に人が使っていた道具は使いにくいので自分オリジナルのものを使っていてそれぞれにやりやすさ、やりにくさが違うみたいです。
さらに同じ西陣織の職人でも意見も違うかもしれません👍
あれがいい、これは嫌だとどの織屋さんも今まで吟味して生き残っています。
織屋に限らずどの職業でもこだわりのものはあると思います❗️
#西陣織
#京都