正直。値段はどう決まるの❓❓
織物の値段は大きく分けて二つの要素があり値段が決まります。
手間賃
この二つで決まります。
手間賃とは職人の技術料みたいなもので、当然複雑であればあるほど、
色数が増えれば増えるほど上がります。
一越にどれくらいの作業があるかどうかで決まるのです。
例えば45越しで1寸だとすると、450越しで1尺になります。
1尺織るのに1時間かかる物と2時間かかる物では単純に倍の手間賃がかかるというものです。
そこまで単純に値段は上げれないのが本音のところですが💦
あとは特殊なものがあると付加価値がついたりもします。
そこでしか織れない技術とかを持ってる織り屋は強いという事です。
例えばこの上記の写真は刺し子というもので、
作業工程は増えないですが刺し子というものに付加価値がついて多少値段を上げれます。
✳︎刺し子とは上記でいう白いなみ縫いみたいな太い糸です。
ブツブツしてるやつです❗️
次に材料費です。
材料費は縦糸、横糸、箔、さらには金、銀、プラチナなどの材料費です。
うちも全て糸は糸屋、または染め屋に外注しています。
さらに箔屋など全て材料費は別の業種から買っています。
さらに金、銀、プラチナなどは素材がかなり高価になり、その分は値段を上げさせてもらえないといけません。
単純な織物でもプラチナ綴れで本金だけの紋縫取りとかだと値段はかなり高くなってしまいますが、
資産価値たしてはかなりあるんじゃないかな?
と思います。
名古屋や東京方面からの注文はこういうのが多いです❗️
やっぱり関東の方が景気いいのかな❓笑笑
後は縦糸の別色です。
縦糸は基本は白です。
たまに別色の注文もあり、そういう時は縦継になります。
縦継とは白の縦糸と別色の縦糸を一本ずつ結んで変えることです。
縦継は別料金になります❗️
白い糸を別糸に染めて整経してもらってとお金がかかります。
縦継はかなり技術が必要なことですが、1年に何回もないので練習量がなかなか積めなくいつまでたっても下手です。
昔は手で一本ずつ結んでたのですが今は機械ぎあるので大分時間は速くなりました!
こんな感じの機械で、縦継中の写真です!
また縦継特集はやります❗️かなり詳しく長くなるのでお楽しみに^ - ^
まとめ❗️
織物価値判断は一つそれぞれですが、自分にしかない物、他には絶対売ってない物を作れる良さもあります。
お店に売ってない自分オリジナルの自慢の物を作ってみてはどうでしょうか
職人としてはそういうお客様が来るのを待ってます^ - ^
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