誰でもできる👍着物の虫食い原因と対策❗️
梅雨の時期が来ました。
これからは着物のみにか変わらず衣類の虫の被害が出てくる頃になります!
今回は衣類の虫対策について説明します。
着物って普通の服と一緒じゃダメ❓❓
はい❗️ダメです👍
虫食い対策は基本は2つを守ればだいたい防げます。
湿気と防虫材です❗️
基本的に虫が活発になる条件は湿気と気温です👍
湿度があり、25度以上30度未満くらいがベストです❗️
だから梅雨明けは最強に活発に衣類を食べてくれます笑笑
1.湿気対策
日本はかなり湿度がたかいのでで 湿気対策として干します。
今では年に何度もこれをするのは大変なので年1行事にするところも多いです。何しろ場所もかなり取りますから❗️
干す時期は年3回がありますが、年に一度なら、ずばり土用干しの時期が最適だと思います。
土用干しとは
7月下旬~8月上旬頃に行います。
目的は梅雨時期など湿気が多かった時に含んだ湿気を飛ばすためです。
虫干し
10月上旬~11月上旬頃に行います。
目的は夏に虫が多い時期についた虫を払います。
寒干し
空気の乾燥した1月下旬~2月上旬頃に行います。
目的は乾燥した時期にするので湿気を飛ばします。
以上約3回あります。
やり方の注意
良く晴れた日に行います。
直射日光が当たらない風通しの良い部屋で衣紋掛けにかけて干します。
かなりスペース取るので注意して下さいね😊
掛ける時は裏返してかけるようにします。
織物は直射日光には弱く、変色などの原因にもなりますので注意して下さい!
さらに干すのすらめんどくさい!という方は
この2つはやって下さい❗️
1桐の箪笥や箱に入れる。
2保管場所は湿気の少ない場所
この2つで激変します!
最近では桐箪笥なんて無いよ💦という家庭も多いです。
そういう時は着物用保管箱みたいなものでも大丈夫です❗️
結局プラスチックなどは湿気が逃げないので湿気対策ができる保管箱なら大丈夫だという事です。
桐のタンスは上記のようなキャスター付きのやつがオススメです!
桐のタンスは晴れた日に日光に当てて虫対策ができるからです。
据え置きの大っきいのは持ち運びが大変ですから💦
2、防虫材
ウールなどに比べて絹織物は虫食いが少ないとも言われていますが虫食いされます。
主にヒメマルカツオブシムシとヒメカツオブシムシ
の幼虫の頃に食べてきます。
その他、ゴキブリ、シミなども天敵です。
これらを物理的に密閉して侵入ゼロにすれば問題ないはずですが見えないレベルなので難しいです😢
虫食い対策としては上記の虫干し、防虫材が主な対策になります。
防虫材の使い方はお使いの防虫材の説明を見て下さい❗️
しかし注意として大量に複数種類いれすぎない点だけは注意して下さい👍
成分が合わさって生地によくないみたいです💦
去年の防虫材を取るの忘れててタンス内が防虫材まみれになるのはやめましょう😁
あと防虫成分は上から下に落ちるので蓋の裏に貼っても大丈夫です😁👍
さらに
よくあるあるとして言われるのが食べこぼしの付着です。
お祭りなどに行ってアイスクリームや唐揚げ、ソース類などがついてしまうと💦
虫はタンパク質や糖分が大好きで食べ物のタンパク質や糖分がついた生地を食べてきます。
1度しか着てないから、クリーニング代高いから、とかそもそもめんどくさいという方は要注意です。
対策として水で叩くように食べシミを落とすなど、自宅でできる応急処置はたくさんあります。
後は収納する時にウールやアンゴラなどとは一緒に保管しないのも有効です。
虫食いされてしまったら
かけつぎ屋に持っていけば直してもらえると思います。
しかし食われた繊維を直すのはかなり難しい技術で高額になります。
高い着物がボツにならないようにこまめにチェックしておきましょう👍
もし虫食いされたら直しに出して下さい❗️
最近は技術もかなり向上してますので直せる範囲は増えてると思います✌️
なんでも早期発見早期治療が一番です😊
職人としての感想まとめ
織物は非常に値段が高いのとその物に思い出がたくさんある物です。
虫食いされたら元も子もありません❗️
めんどくさがらずに少しずつでも長く使える対策をしてみて下さい👍
手がかかるからこそ愛着がわくものです。
是非これからも良い着物ライフを楽しんで下さい⭐️
#着物
#虫食い