西陣織職人ブログ

西陣織職人してます。織物屋として10代目になりました!手織物を世界に広めようと思っていろいろアップしていきます。 ジャンルは金襴で主に袈裟などで使われる生地等を製造しています

着物の買取方法を職人目線で語る

着物の買取についてはかなり賛否あると思います。

今回は買取を考えてる人向けに職人目線で書いていきます。

 

 

 

1の買取なぜ安い?

着物の買取って安いってよく聞きますよね💦

30万で買ったのが1万て言われた。。

など。

 

そんな値崩れするの?と思うでしょう。

織物製造してる職人の目線から話をすれば値崩れは当たり前です。

 

そもそも値段付けがかなり言い値感ありますから💦

 

30万の物でも50万の物でも実際製造の段階ではあまり値段変わらないですよ😢

 

高く売れそうなら高く売ってるみたいなとこあると思います❗️

 

それに着物の形には流行りがあります。

当然中古市場も流行り廃りがあり、

古い物は売れが悪いので値段が下がってしまうのです。

f:id:nishijinshokunin:20190704061048p:image

2買取業者は?

 

買取業者はたくさんあります👍

 

ネットで検索すればいくらでも出てくると思います。

しかしこれだけは覚えておいてください。

着物の買取は絶対プロに任せて下さい❗️

 

現代では物を売ろうと思えばネットオークションなどを中心としたアプリが主流です。 

さらにリサイクルショップなどもたくさんあります。

 

しかし着物の査定はプロでないとなかなか出来ないのでプロに任せるのが一番です。

 

ただ着物買取値段はすぐ変わると言われています。

 

市場の状況や在庫数など様々な変化要因があるので少しでも高く売りたい方は自分で数社に無料査定してもらって決めるのがいいと思います。

 

買取方法 

 

買取方法はいくつかあるので紹介します。

 

1店頭買取

 

これは自分でお店に持って行って査定してもらうやり方で、

買取業者と直接話できるのでいろいろ交渉してみるといいでしょう。

 

しかし、着物を1着ではなく大量に持っていくのが大変です。

 

おまけに買取業者が近くにないと移動もあるのでなかなか行けません。

 

2出張買取

 

これは買取業者に電話やメールをして買取依頼をして自宅などに買取業者に来てもらってその場で査定してもらいます。

 

メリットは対面して査定してもらえるのと、店頭に行く手間が省けますが、予定を合わさないといけないのと自宅などに来られるのが嫌な方は向きません。

 

3郵送して買取

 

これは業者にダンボールなどにつめて郵送して数日後返事をもらうという形です。

ラクなのはいいのですが、すぐに現金化させたい人には向きません。

 

おまけに対面ではないのでなんか不安にはなります。

 

しかし、今は業者がダンボールを送ってくれたり送料無料でしていたりとかなり手厚いサービスをしているとこもあります。

 

だいたいこの3パターンで、自分に合ったやり方を選ぶのがいいでしょう。

 

売る時のポイント

 

当然高く売りたいですよね❗️

比較的に値段が高い例を紹介します。

 

1正絹

 

材質の種類です。ポリエステルやうーる、化繊などと違い正絹の物は値段がらつきやすいです。

 

2流行りの形

 

なんでもそうですが、

今年のモデルは高くつくのと同じです。

 

3使用頻度が浅い

 

一回しか着てないようないわゆる新古品みたいな物は手直しがいらない分高く値段がつきやすいです。

 

4有名職人や絵など希少性が高い

 

織物にはコレクターがいます。

 

そもそもなかなか手に入らない物や有名人が作ったなどプレミアがつくような物は高いです。

5きれい

当然ですが汚いのはダメですよね💦

 

だいたいこの5つがポイントかな?と思います。

さらに一つずつ売るんじゃなくて大量に売る時方が値段交渉はやりやすいと思います。

 

言われるがままではなくて多少値段交渉すると上げてもらえるかもしれませんよ👍

f:id:nishijinshokunin:20190704061013p:image

 

 

www.wwwnishijinshokunin.com

 

3まとめ

 

着物など織物製品は買う時は高いけど、売る時は安いなどはよく言われます。

 

やはり買う時は出来るだけ安く買う努力してみたり、売る時はできるだけ高く買ってくれるとこ探す努力は必要かなと思います。