😊手織りと機械どっちが好み❓
織物には大きく分けて2種類あります。
つまり職人には手織りの職人と機械織の職人がいて似て非なるものです❗️
手織りと機械織り
お互い良さも悪さもあります^ - ^
ちなみに私は手織りの職人ですが多少機械もできます!
西陣では機械の方が多いんかな?
多分機械の方が主流になってると思います👍
それが何故か説明するのと手織りと機械どちらにどんなメリット、デメリットがあるかも説明します。
手織りはイメージは
こんな感じで職人が自分で織っていきます^ ^
メリット
自由自在なところで、
色数など様々なことを自分の好きにアレンジできます。
人間の手で一越一越織るので織り手の性格や温かみがでると言われています。
デメリット
1日で織れる量が少ないので値段がどうしても上がります。
さらに職人の力加減で段が入ったり織りムラがでたりします⤵️
それが良く言うと味になるのですが。。。
一応そうならないように織りたいので難しいところです。
職人の理想としてはめちゃくちゃ複雑な機械では絶対できないような織物を織りたい❗️
という意見が多いです。
世界に一つしかないような物ができます(^^)
次に機械です。
メリット
1日に大量に織ることができる👍
手織りと違ってスピードが桁ハズレでその分単価も下がります。
さらに力加減も機械ですから設定した通りにできます。
ここで豆知識❗️
織物の裏を見てキンキラキンだったら箔をシャトルで飛ばす両面箔というもので、
裏は光ってなく表面だけ光ってるのは引き箔と言って高級品になります。
機械のデメリットは色数で
シャトルを配置できる数しか色を入れれません!
23色まで織れます😊
これは単純ですがかなり織物としての幅が減ってしまいます。
ただ、やはり綺麗に織れるので見た目は機械の方がいいかもしれません。
私は基本は手織りしています。
織る上で常に言われてるのは早く、綺麗に、間違いなく。
この3つです。
柄が複雑になると入れてる色を間違えたり様々なミスが起こります。
なので簡単にしてるように見えてかなり集中していないと色の入れミスでボツになります!
途中で気付けば織り戻しと言って一越ずつ解いていきますが
織り戻しは織る3倍も時間がかかると言われ
一日潰してしまう事も多々あります。
さらにやった分全部パーになるので精神的にかなり立ち直れなくなります❗️
まとめ
手織り
自由自在で自分だけのこだわりが言い放題!
しかし高い!
機械織
綺麗に織れるが単純な物が多くできることに限りがある。
という事になります!
織物を買う上での注意点は手織りが欲しいのに区別ができず
高い=手織りだと思って失敗する!
これが今かなりあると思います。
そこを見極められるようになれば帯でもなんでも悪い買い物はしなくなると思います。
是非織物にご興味のある方はいろいろ見る点を変えて見てみて下さい❗️
#西陣織
#京都
#伝統